
テクニカル勉強会〜「鍼」と「マニュプレ」の処置力を高める〜
臨床で効かせるには、技術がいる。
5月22日、鍼灸と徒手のテクニックにフォーカスした「テクニカル勉強会」を開催しました。
今回のテーマは、「鍼」と「マニュプレ(徒手)」の処置技術。それぞれに必要な“感性”と“操作精度”に着目した、実践型の学びとなりました。
同じ刺激でも、技術で結果は変わる。
どんなにシンプルな技法でも、その裏には微細な処置技術があります。
たとえば鍼一本であっても、刺入角度・深度・保持の間には繊細な意図があり、それが効くか効かないかの差になります。徒手技術においても、リズムや方向、触れ方ひとつで筋反応は大きく変化します。
実技内容の一部をご紹介します。
【鍼テクニック】
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腹鍼(大網鍼)変化テクニック
腹部にある「ゆらぎ」の変化を追いながら刺鍼することで、自律神経・内臓関連の反応を引き出す技法。 -
腰部動作性疼痛に対する運動鍼テクニック
動きのなかで誘発される痛みに対し、運動と刺鍼を組み合わせることで改善を図るダイナミックアプローチ。
【マニュプレ(徒手)テクニック】
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筋紡錘緩和のためのポンピング法
特定の筋層に対してポンピング様の操作を行うことで、反射的な緊張緩和を誘導。 -
斜角筋緩和に対する遠因処置法
頚部や胸郭の緊張だけでなく、関連部位からの遠隔操作による間接的アプローチを学びました。
技術が感性を育て、感性が臨床を変える。
今回の勉強会では、「結果を出す」ための繊細な操作と、その裏にある感性を磨くことの重要性を再認識できました。
参加された皆さんも、実技の中でしっかりと手応えを掴まれていたようです。
今後も、こうした臨床で即活かせる”技術中心の勉強会を継続予定です。
ぜひ現場の引き出しを広げる一助にしていただければ幸いです。
株式会社HOKURYO MEDICAL CREATE
勉強会参加を希望される方は、お電話ください。
011−676−5775
📌 補足:
「マニュプレ」とは、マニュプレーション=徒手操作技術を意味し、一般的な按摩マッサージ指圧とは異なる系統の手技です。