
ALSの進行とともに失っていく機能を、今できることで支える
〜訪問マッサージが届ける、安心と尊厳ある毎日〜
▶︎ 実際のエピソード|「表情で分かった、気持ちよかったんですね」
▶︎ まとめ|「動かせなくなっていく」時間の中でも、できることはあります
■ はじめに|「動かせない。でも、感じる。考える。」
「だんだん動かなくなっていくのが分かっていても、何もできないことがつらい」
「何もしてあげられないという思いに、ご家族も苦しんでいる」
ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、身体の筋肉を動かす神経が徐々に障害されていく進行性の難病です。
筋力が低下し、いずれ呼吸や発声にも支障が出てきますが、意識や感覚は比較的保たれたままであるため、
ご本人もご家族も、心の痛みを抱えやすい病気です。
■ なぜ、訪問マッサージがALSの方に必要なのか
ALSは治療が難しく、進行を完全に止めることはできません。
ですが、痛み・関節の拘縮・褥瘡(床ずれ)の予防、呼吸補助、安心感の維持といった目的で、
国家資格者による在宅訪問マッサージ・リハビリがとても有効です。
実際、ALS患者様には以下のような支援ニーズがあります:
– 寝たきりによる循環不良や浮腫の緩和
– 拘縮が進まないようにする関節可動域訓練(ROM)
– 介護ストレスの軽減や、ご本人の「触れられる安心感」
特に、言葉では表現できないご本人のストレスを、手で感じ取るケアは、訪問マッサージならではの支援です。
■ 実際のエピソード|「表情で分かった、気持ちよかったんですね」
私が担当している50代のALS患者様は、言葉を発することができず、
わずかな表情の変化と視線だけがコミュニケーションの手段でした。
最初の訪問時、ご家族はこうおっしゃっていました。
「もう、何をしてあげたらいいか分からなくて…本人も辛そうで…」
施術では、手足のむくみと筋緊張の緩和を中心に、やさしく全身にアプローチ。
関節を少しずつ動かすようにすると、まぶたが少し閉じ、口元がわずかにゆるみました。
それを見た奥様が、涙を流しながらこう言いました。
>「今、気持ちよかったんですよね?私もそう思いました」
声にならない声を、手から受け取る――
それが、この仕事の本質なのだと改めて感じた瞬間でした。
■ ALSの方とご家族にこそ、届けたい触れるケア
ALSは、介護者の心にも深いストレスを与えます。
「少しでも良くしてあげたい」という想いが強い分、「何もできていないのではないか」と自分を責めてしまうご家族も多いのです。
訪問マッサージでは、身体のケアはもちろん、
患者様とご家族が安心できる時間そのものを届けることが大きな役割だと考えています。
週1回でも、定期的にケアの時間があるだけで――
「誰かが見守ってくれている」「一緒に考えてくれる」
という実感が、ご家族の支えになります。
■ まとめ|「動かせなくなっていく」時間の中でも、できることはあります
ALSの進行を止めることは難しくても、
痛みを減らす、心をやわらげる、動かせる部分を保つ、安心を増やすことは、私たちの施術で可能です。
そしてそれは、患者様本人の尊厳を守り、ご家族の孤独感を軽減し、
「今この時間を、意味あるものに変える」サポートになります。
もしALSのご本人やご家族が、
「今のケアに限界を感じている」「どう支えていいか分からない」
そう思っておられるなら、どうか一度ご相談ください。
私たちは、触れることで伝えるケアを通じて、大切な今を支え続けます。
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【訪問エリア】
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